理事長
ごあいさつ ―
老衰そして小田和正
3月初めのある新聞全国紙で、88歳の終活に悩む男性読者からの相談に、回答者の91歳の女性作家が答えていました。
人とのつながりだけはいつまでも大切にと。助け合う高齢者はこれからの社会の象徴になるかもしれません。
歳を重ねていくと、平常心でいられると期待していましたが、見える景色は変わらないし、落ち着いた心境なんてどこへやら。むしろ悩みは深くなったようにも思えます。
世界中で繰り広げられている終わりの見えない戦争、不気味な地球温暖化の進行、伸びやかさを失いつつある教育の現場。社会も学校も容易に答えの見出せない問いに溢れ、さらに人はそれぞれに大小様々な重荷を抱えながら、これらの難題に正面から抗っていくのはとても無理なようです。
ならばこの溜め息が出る心持ちを抱えたまま、心穏やかに耐えていくことはできないのでしょうか。
これを書き始めたのがひな祭りの日。奇しくも昨年のその日に作家大江健三郎が83才で亡くなりました。死因は老衰だとのこと。本当でしょうか。考え抜いて多くの作品を残して来た作家の、老衰の道を歩む心境はどんなだったろうと気になりました。最期に向かって、気分は大きく揺れ動かず、静かにゆらぎながら歩んで行かれたのだったら悪くはありません。扇風機のゆらぎのある風が心地よく肌にあたりながら、徐々に弱まっていくイメージのように。
解決法が見いだせない閉塞した今を、ゆらぎのある風を心に感じながら生きていくことはできないでしょうか。
それは、テレビCMで流れる小田和正の曲を聴いていると感じる、落ち着いたゆらぎの気分の中にいるようなものでしょうか。そうして、じっと待っていると何かが生まれてくる気がします。
それでも気分が落ち込みそうな時もあるでしょう。そんな時は焦ったり、あがいたりせず、曲を聞き続けるがまんだけが必要になると思います。
略歴
- 浜北町(現在の浜松市浜北区)出身
- 岩手医科大学医学部卒業
- 静岡県立こども病院
- 浜松医科大学小児科
- 浜松労災病院を経て、
平成4年天竜こども医院を開設
資格
- 日本小児科学会専門医
- 労働衛生コンサルタント
- 浜松医大臨床教授
- 歯科医師免許併有
院長
ごあいさつ
浜松市出身の太田達樹です。岩手医科大学を卒業後、静岡県内の大学病院や総合病院で、新生児医療から小児救急、アレルギー疾患、内分泌疾患等幅広く臨床経験を積み、数年前から父とともにこの天竜こども医院でともに診療を行ってまいりました。こどもたちが元気で健やかにすごせるようにお手伝いをさせていただきたいと思います。
略歴
- 浜松市出身
- 岩手医科大学医学部卒業
- 浜松医科大学小児科
- 富士宮市立病院
- 静岡済生会総合病院
- 天竜こども医院
資格
- 日本小児科学会専門医
連携医療機関
入院や専門的な検査が必要な場合は、お住まいや疾患に合わせて最適な医療機関を紹介させていただきますのでご相談ください。
など
予防接種・乳児健診の予約
tel.053-583-3633
診療予約専用
tel.050-5846-5510
- 理事長太田邦明
- 院長太田達樹
- 診療内容小児科
- 住所浜松市浜北区上島110番地の3
- 最寄駅赤電(遠州鉄道)、天浜線「西鹿島駅」徒歩10分
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日祝 |
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8:30~ 9:00(予防接種) | ▲ | ― | |||||
9:00~12:00(最終受付 11:30) | ▲ | ― | |||||
14:00~15:00(予防接種・ 乳児健診) |
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15:00~18:00(最終受付 17:30) | ― | ― | ― |
休診日:日曜、祝日および▲第2・4・5木曜
午前中のみ診療:土曜、▲第1・3木曜